ドルトムントのゲーゲンプレッシング高い位置でボールを奪いシュートカウンターで得点を狙うこと。
その真骨頂は相手が攻撃の体制時にボールを奪い守備の時間を作らせないこと。
堅守速攻ならず速守即効ということになるのだろうか。
また相手陣地に人が多くいること、フィードする長さもないことから、人が多く混み合っているところをショートパスでつないでいかなければならない。
大胆な戦法だが、決まった時の鮮やかさが光る。
しかしあまりも体力を消耗するするため、どこでも誰にでもできる戦法ではない。
一説ではバイエルンのように選手獲得にお金をかけられないので、安く揃えられる選手を集めた結果、体力がある若い選手が集まり、その体力を最大限有効に活かすためゲーゲンプレッシングをあみだしたと言われているが、むろんその逆の可能性もある。
いずれにしてもこの戦法はインパクトと結果を残してきた。
しかし今シーズンが始まるとドルトムントは最悪のスタートを切った。
とにかく勝てない。結果が出ない。
ズルズルと順位を落とし、降格圏どころか最下位まで見えてきた。
しかし長いウィンターブレイクに入ったブンデスリーガのスケジュールを利用して、クロップ監督はコンディショニングに留意しつつ、更にスタミナをつけさせるため走りこみを行った伝えられている。