53〗Hristo Botev Stadium / プロブディフ

実はクルジヤリに行きたかったがプロブディフ市から出てしまうと日曜の試合に戻れる公共交通機関がない。西側に比べスタジアムだけでなく同国のインフラ未整備を最も実感するのが鉄道網。そこで泣く泣く三部の試合を取材をする事に。
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日本とは異なり、試合開催日が正式に決定するのは一ヵ月前だったり一週間前に変更したりとかなり曖昧な欧州の国内リーグ。トップリーグの試合がなければ二部三部、ユースからアカデミーまで、時間が許す限りスタジアムと隣接する練習場にへばりついている。地元の方の目には、この奇妙な東洋人の存在は些か不思議に映っているはず。エミル·ナイデノフ:Emil Naydenov【2007年02月12日生】は、相手がアマチュアチームとはいえハットトリックを達成。なかなかに将来有望なこの時十六歳。前月のU17欧州選手権予選にも出場していた。
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代表戦を拒絶した市長はテコンド-の達人

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一昨年ブルガリアフットボール協会がUEFAに対してEURO予選ブルガリア対ハンガリー戦をソフィアからフリスト·ボテフ·スタジアムへ変更を要請したのは完全な勇み足。UEFAの了承を得たものの一度は同意したプロブディフ市が掌を返す。現在の作業工程はクラブのプログラムに合わせて調整されており、急遽中断しての試合開催となれば安全性を損なうと建設会社が猛反発。コスタディン·ディミトロフ:Kostadin Dimitrov【1963年5月22日生】市長自ら撤回を発表した。2019年より同職を務めるディミトロフ市長は、スタジアム建設と国際プロブディフ見本市の所有権を巡るスキャンダルを理由に辞任を要求されたが断固拒否。医師の家庭に生まれたにもかかわらず、高校では電子工学を学びプロヴディフ市立パイシイ・ヒレンダルスキ大学で数学の修士号を取得しておりコンピューターサイエンス分野の造詣が深い市長。スポ-ツではブルガリア·テコンドー連盟の副会長を務め、七段の段位を持っているから文武両道。
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