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日本代表本田とメディアのバッシング

 ACミランで10番を背負う本田圭佑が、新生アギーレジャパンの初戦であるウルグアイ戦でも召集されるようだ。
 本田は今まで数多くのメディアからネタの対象にされ、特に「W杯ブラジル杯後には、メディアから「戦犯」と大バッシングを受けた。

新聞では大々的に本田をなじるような見出しが出された。
 これにはなんともいえない。確かに代表戦では度々精細を欠き、クラブであるミランでも未だ輝けていない。だが、このようなメディアのスポーツマンに対する記事の書き方はいかがなものか?
 最初はその選手の良いところをとりあげ、けったいな見出しで紙面を飾り選手をもちあげにもちあげる。そして少しでも活躍できなくなり、大コケした際には一気に手のひらを返し、たたく。ブラジルW杯後のニュース番組ではこれが目立った。評価できる点を差し置いてまずたたくのだ。確かにそれがメディアの仕事といえば仕事なのかもしれないが、今後の日本のサッカー界に希望をもてるようなメッセージこそ発信すべきことではないのだろうか。

 私などが偉そうにいえることではないのだが、日本の民放のサッカーニュース、実況解説などはあまり評価できない。選手の呼び間違えは多く、その場を盛り上げるだけの擬音語たっぷりの解説。スカパーでサッカーをよく見ている人なら、その質の違いはおわかりだと思う。このような面からも日本のメディアは一時的に大衆を焚き付けるだけの報道が多いことがわかるだろう。

 日本のサッカーがより強く、より多くの人にサッカーを広めたいというのならば、真実を伝えつつも、これからの希望をもてるような報道をしなくてはならない。批判一辺倒の報道では頭がいたくなり、一瞬引き寄せられた人もいずれ離れていくだろう。