2016年までの契約で昨シーズンからバイエルン・ミュンヘンの監督に就任したペップ・グァルディオラ氏だが、バイエルンでの日々を延長する気は薄いようだ。
元々、バルセロナにおいても単年契約を希望していた同監督だけに長期政権を目指すつもりはないとみられ、これまでも自身の去就に関しては明言してきていない。
今までもプレミアリーグへの興味を持っているという噂が流れたりと、去就に関するうわさは多かったが、最近クローズアップされつつあるものは、カタールサッカー協会が同国代表監督への就任を要請したというものだ。
2022年のカタールワールドカップ招致の親善大使を勤めた他、現役引退前の2シーズンをカタールリーグのアル・アハリで過ごすなどカタールとは縁が深い同監督だけに、欧州での数多くのタイトルを獲得したその経験をカタール代表強化の為に求めたとしても不思議ではない。
また、バイエルン・ミュンヘン自体もウィンターブレイクでの合宿をここ5年はカタールで行っており、チームとの関わりも深いことから、信憑性の高い噂となっているという側面もあると思われる。
グァルディオラ監督を招聘し、是が非でもワールドカップでグループリーグの突破を果たしたいカタールだが、それ以前の問題が山積みとなっている。
記念すべき初の中東での開催をすることはできるのか?
そこにグァルディオラが立っているのか?
カタール代表の強化を含め、クリアしなければならない問題も多いが、新しい冒険を選択するのかどうか、ペップの動向は非常に興味深いものとなりそうだ。