no-image

グアルディオラが抱える秘密〜名将と呼ばれた2年間〜後編

グアルディオラに待つ茨の道とは、次に率いるクラブでは自身の哲学が通用しないという事だ。バルサではカンテラと呼ばれる下部組織があり、大人子供関係なくバルサイズムが流れている。つまりグアルディオラの哲学を最も体現しやすく、過去に下部組織を率いていたグアルディオラにとってはベストな環境だったといえる。
バイエルンには前述したように彼の求める下地があり、経営的な観点から見ても優良なクラブだった。つまりバルサとバイエルンはほとんど完成されたチームであり、自身の仕事に集中できる環境が整っていたといえる。
しかし次に率いるクラブでは、恐らく「悪い状況を好転させる」ミッションを任せられるはずなのだ。シティの場合は現監督のペジェグリーニの失態を拭うところから始まり、ミランは書くまでも無いだろう。こうした環境で仕事をした経験がグアルディオラには無く、未知なる領域へと足を踏み込むことになる。