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ペナルティーエリアの攻防

アジアカップでPKにもつれ込んでぎりぎりのところまで来た試合ということであれば、中国で行われた2004年の大会を思い出す人は多いだろう。
エース中村俊輔が外し、そして三都主も外した。
絶体絶命だった。
グランドコンディションが問題であったのは見れば判ったが、
ヨルダンの一番目のキッカー、アブズマはしっかり決めている。
グランドの状況がおかしいならそれに合わせたキックを蹴らなければならない。
そういう意味では言い訳にはならない。

その後起こった奇跡のようなドラマは今冷静に振り返ってみれば普通ありえないことが起き、そして勢いに乗った日本はそのまま優勝した。

時を2015年のUAE戦に進めてみよう。
そしてPKの場面に集中しよう。
一番目の本田が完全にふかしてしまった。
しかし俊輔の時とは完全に違っていた。
そしてその後はみんなが成功させたが、
6番目の香川が左ポストに当ててしまい、
日本のアジアカップは終わった。
香川が失敗したこと。
これも南アフリカW杯のパラグアイ戦の駒野の時とも違う。