筆者が初めてサッカーの国際大会をリアルタイムで、且つ大会を通して観たのは1994年のアメリカW杯からだが、「これ以上の進化はない」と思ったのは1度や2度ではなかった。
それでもこのスポーツの進化は止まらず、時代の中で最強チームが現れ、その最強だったチームにして、「戦術的に最先端を行っている」と評価されながら、いつのまにか、「古臭い」と廃れていく。その頻度は増し、“ピーク”や“サイクル”という周期の単位はどんどん短くなっている気がする。
これだけサッカーが進化していく理由は、この競技特有の「自由」と「曖昧さ」ゆえだろうと感じる。
ただ、戦術的な発展の経過を辿れば、それは攻撃の発展が、それを防ぐための守備力の発展を呼び、それを凌駕するための攻撃力の開発に繋がっている。