118〗Elindus Arena / ワレヘム

競技者は種目によってアマチュアとプロに二分化される。同種目にプロとアマチュアが混在する事するのはかなり稀。所属する実業団でスポーツに専念出来る選手よりも、仕事との両立を図る選手が圧倒的に多い。金銭メリット以外の理由でプレーする選手が大半である。筆者が現在のFIFAワ-ルドカップやUEFA欧州選手権を見るように熱中していられたのはモントリオール夏季五輪まで。
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アマチュアとプロの区別がつかないのは運営する主催者の責任 応援する義務もなければ批判する権利もない

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日本を含む西側約六十カ国がボイコットしたモスクワで興味は半減し、その報復でソ連および東欧·社会主義同盟国不参加のロサンゼルスで五輪の精神は崩壊した。1978年の段階で六年後の開催候補地に立候補したのはロサンゼルスのみ。米西海岸の都市が辞退すればその歴史は終焉を迎える。結果、資本家&ビジネスマンで委員会を組織して利益は米国内のスポーツにのみ還元する条件を飲まざるを得ない。今日の悪夢の商業五輪へと進路は変わりアスリートは金儲けの駒となる。
プロ選手は結果を出さなければ、ある程度批判されても仕方ない。ファンやサポーターは、勝利を期待してお金を払っているのだから。五輪に参加している大半の選手はアマチュアである。しかし今の観る側の世代にはプロとアマチュアの区別の認識が欠落しているから、当たり前のように選手個人への誹謗や中傷がネット上に溢れかえる。少なくとも「ロコ·ソラーレに出場してほしかった」の声は代表選考方法を決める協会役員へ向けての苦言であっても、遠くで尊く戦うフォルティウスの選手の耳に届けるべき言葉ではない。〖第百十八話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル: