マンチェスターユナイテッドに9歳の頃から籍をおいていた、英国代表でもあるダニー・ウェルベックが今夏、ユナイテッドを去った。
このことにデイビット・ベッカムを始め、リオ・ファーディナンドなど、過去ユナイテッドに所属した選手たちが悲しみのコメントを出している。
今夏16人もの選手を放出、8人の選手を獲得したといわれるユナイテッド。まだまだ、席には余りがあり、今冬の陣容刷新もあるだろう。その中で長年所属していたウェルベックの放出は実に痛いのではないか。身体能力、前線への推進力に優れており、なによりユナイテッドのスタイルを理解していたウェルベック。英国籍でもあり、個人的に非常に残念だ。
確かに前線には、ルーニー、ファン・ペルシー、ファルカオなど彼の入り込む余地はなかっただろうし、刷新を進めるファン・ハールの構想にも名前が挙がらなかったのだとおもう。半ば強引ともいえるやり方で選手の入れ替えを行う彼のやり方は、刷新か破壊か。それはまだわからないが、ウェルベックもその影響を被ったのだ。そのことを思えば、23歳とまだ若い彼は出場機会を得ることが一番だったのだろう。
アーセナルの前線では、かなり彼の出番が増えるだろう。アレクシス・サンチェスが加わったとはいえ、まだまだ厚みが足りなかったアーセナルにとって、彼の加入は大変嬉しいことで、「バーゲン価格で獲得できた」との喜びの声もよく聞く。
古巣ユナイテッドを見返す活躍を期待したい。