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リオ五輪世代の逆襲 ~GK&CB編~

 ただ、ロンドンでゴールマウスを守っていた権田と比べると見劣りする部分は多くある。権田は当時すでにA代表にも招集されるだけの実績があったのに対し、まだこの2人にはそれほどの実績がない。この1年でどれだけの成長をするかにもよるが、GKでオーバーエイジを使う可能性は多くある。私としては五輪は若い世代が日の丸を背負って戦える数少ない国際舞台なので是非とも五輪世代の選手を起用してほしい。

 櫛引、中村はもちろん他の五輪世代のGKの成長を期待したい。

CB~豊富な人材の活かし方~

 今この世代で最も熾烈なレギュラー争いを繰り広げているのはこのポジションだろう。

 植田、岩波、西野、奈良といったJリーグでも活躍する選手がひしめき合っている。先にロンドン世代との比較をしてしまうが、オーバーエイジで吉田を使った前回大会に比べ、人材は豊富に揃っている。

 この中でも頭一つ抜けているのは植田、岩波であろう。植田はA代表にも呼ばれるほど実力をつけてきた。抜群の身体能力と1対1の強さが売りである。アントラーズで出場機会が限られる点だけが気がかりだ。

 岩波に関して言うとヴィッセルで不動のレギュラーに定着している。スペースを埋める動きやカバーリング能力に長け、リーダーシップも取れる選手である。経験が求められるCBのポジションで国際経験も豊富な点は評価できる。