チチャリートが再びイングランドでプレイをする日は、そう遠くない日に再び実現することになりそうだ。
最も、それが実現するのはマンチェスターではなくなりそうではあるのだが。
現在、レアル・マドリードへ一年のローン移籍中のチチャリートだが、同チームでは層の厚さも彼の出場を阻む要因となり、これといった実績を残せないでいる(現在はベイルとベンゼマの故障により、出場機会とゴールが増えている)。
同チームの首脳部も彼にかけられている買取オプションの行使には慎重な構えを見せており、来シーズン以降の動向が注目されていた。
当然、ファン・ハール政権下にあるマン・ユナイテッドではもはや出場の機会はまず訪れない。
そこで数多くのチームがチチャリートの獲得に熱視線を送っているが、現在、彼と最も契約の最短ラインに立っていると目されているのは、日本代表の吉田麻耶が在籍しているサウサンプトンである。
現在はリーグ6位に落ちたとはいえ、一時は2位を走るなど、今シーズン開幕前、監督や選手の引き抜きでチームの危機であったのが嘘のような快進撃であるが、選手層の薄さがチームの最大の弱点ともなっており、その改善が求められているのは周知の事実である。
そこに目をつけたマン・ユナイテッドは、チチャリートを以前から動向を追っていた同チームの右サイドバック、ナサニエル・クラインとのトレードを企図しているようなのだ。
もっとも、サウサンプトンも2000万ポンドは下らないと言われている移籍金をみすみす見逃すことは無さそうである為、移籍金の減額程度で抑える程度で手を打つ可能性は充分にある。
果たして、チチャリートはプレミアへ復帰するのか?
その場合、どこで新シーズンを迎えるのか?実力を認められながらも活躍の場を与えられなかった不運のストライカーの行方は注目度大だ。