一年でのJ1復帰を掲げているものの、南野はザルツブルグへ、杉本はJ1の川崎へと攻撃陣の移籍が相次いでいたが、久々に明るい話題が入ってきた。
元日本代表FWである玉田圭司の加入が発表されたのである。
前所属チームである名古屋との契約は昨シーズンまでであったため、フリートランスファーでの加入となる。
これで前線はフォルラン(2015年6月まで)、カカウ、玉田と前線は一応整ったこととなる。
また、経験豊富な彼の加入は若い選手の多いセレッソにおいて非常に貴重な経験を伝授するという意味でも大きいだろう。
昨シーズンもリーグ、カップ戦含めて23試合で5得点と得点能力はまだ錆付いておらず、攻撃面での貢献も勿論できるはずだ。
また、浦和を契約満了で退団となった関口訓充選手の加入も大きい。
レッズではなかなか出場機会を得られず、ベンチを温める日が多かったものの、サイドからのクロスや切込みの鋭さは未だ衰えていないだけに、セレッソにとっては大きな戦力となるだろう。
アウトゥオリ監督は攻撃的なチームを作ることには定評があるだけに、現在の戦力に新規加入の世界を知る男達との化学反応でチームがどのように成長していくのか、見てみたいところである。
かつて鹿島で彼の教えを受けた岩政氏が絶賛したその教えは、セレッソにどのような風を吹き込んでくれるのだろうか?
それを支えるベテラン二人の加入は、チームにとっても大きい財産となる。
来季は巨大戦力を持ったチームがひしめくこととなるJ2を一年で切り抜けることは出来るのだろうか?