ただし、ドルトムントのプレスを交わすのにも慣れて来たバイエルンは、おそらくジョゼップ・グアルディオラ監督の就任後の2シーズンで最も伸びたと言える選手であるDFイェロメ・ボアテンクが最終ラインからワンタッチでサイドチェンジやロングフィードを通す事でドルトムントのプレス網を攻略。ペップ監督の恩師であるヨハン・クライフの口癖である、「ワンタッチでプレーできる選手は優秀、ツータッチはまあまあ、スリータッチは下手な選手」を体現するボアテンクは、ペップ監督就任時は“スリータッチの選手”だったと思います。それがこんなに強いだけでなく、上手い選手にもなったとは・・・さすが“ペップ・バイエルン”と感心するビルドアップの数々でした。ボアテンクを起点にゲームを攻略し始めたバイエルンは右サイドから侵入したラームがGKを襲うシュートを放つなど好機も演出。