そして、試合が始まると前半20分にもかかわらず監督同士でやりあい審判が仲裁に入る場面もあった。
しかしこうした場外でのゴタゴタとはよそにチェルシーは実に「正攻法」で試合に望んだ。
徹底的にウェルベックとエジルを封じ込めた。
この二人がまともに動けないため、アーセナルは攻撃の形を作れなかった。
一方チェルシーのアザールの突破をコシェルニーはペナルティエリアの中で足で倒すしかなかった。
またサンチェスと交錯し頭部を強打したためクルトワにかわってはいったチェフは見事なセーブを決めた。
セスクのロングフィードに飛び出したジエゴ・コスタに対してアーセルの二人のCBは何もできなかった。
勝敗を分けて原因はたくさんあるだろうが、長期的なスパンで考えるとやはり補強に関しての両監督の考え方の違いだろう。もちろん財政状態が同じでないから、単純に核はできないが、モウリーニョが「失敗のスペシャリスト」発言やセスクのことに触れたのも、このことを意識したことであると思う。
結果げが人も続出しメンバーもきちんと組めないガナーズ。
その大砲は不発どころか球切れになってしまうかもしれない。