フランス代表FWのオリビエ・ジルーやイングランド代表FWであるダニー・ウェルベックを擁しているものの、前線の攻撃力に不満を持っているといわれているアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督だが、今夏の移籍市場でその解消を狙うようだ。
冬の移籍市場でも噂されていた、パリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FWのエディンソン・カバーニを筆頭にポルトガル・プリメイラリーグのFCポルトに所属しているコロンビア代表FW,ジャクソン・マルチネスなど、多くの選手をリストアップしている模様だ。
特にカバーニに関しては相思相愛の仲であると言われており、カバーニ側もパリ・サンジェルマンに移籍金の引き下げを依頼しているという報道もあり、一部報道ではチーム側もそれを了承し、夏の移籍はほぼ確定したという報道も出ている。
マルティネスに関しても、ポルトのデ・コスタ会長が『ふさわしい移籍金』を提示すれば移籍を容認するという発言をしており、アーセナル側の提示した2950万ポンドという巨額の移籍金が会長の態度を軟化させたようだ。
いずれもボディバランスや得点力に優れたワールドクラスの選手であり、もし加入が確定すればアーセナルの前線の破壊力は一層凄みを増すことになるだろう。
問題は、守備陣の再構築に関する補強の噂が失敗していることだ。
噂のあったレアル・マドリードのサミ・ケディラもイングランドからドイツ復帰へ方針を変更したといわれているなど、いい噂が聞こえてこない。
前線に比べて高年齢化が進み、スピードに対応しきれないことが散見される守備陣の再構築にも力を入れて欲しいところだ。