ただ選手個人としては、イウォビ以外にも昨季にはスペイン人DFエクトル・ベジェリン、フランス人MFフランシス・コクランのようなアカデミーに在籍していた選手がレギュラーの地位を固めている現在のトップチームの構成を考えると、「アーセナルの育成機関は成功している」と捉えるべきだ。“育成”というのはチームよりも個人の成長やアイデアを大事にする事に比重が置かれるべきでもあるからだ。ちなみに、チェルシーのユースチームは過去6年間で4度のFAユースカップを制しているが、誰1人としてトップチームで定位置を奪った選手はいない。
現在アーセナルにはデイビッド・ベッカムの息子たちやフランク・ランパードの甥、デニス・ワイズの息子といった、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーのレジェンド達のサラブレットが集まっている。彼等が自分が愛した心のクラブよりもアーセナルのアカデミーに通わせているのは、アーセナルの育成哲学やメソッドを評価しているからだろう。