ミランはこの冬も着々と戦力を整え、上位進出を目指すようだ。
もっとも、資金不足は相変わらずな為、ローン移籍をメインに据えての動きではあるが。
先日はフェルナンド・トーレスを完全で獲得した後、アトレティコ・マドリードと交換でのローン移籍でイタリア代表MFのアレッシオ・チェルチを獲得したが、今度はローマのFW,マッティア・デストロの獲得に興味を示している模様だ。
ローマでは出場機会に恵まれず、現状に不満を抱いていると言われているだけに、本人はミラン行きを心から望んでいるようだ。
問題は彼の獲得に釣り合う選手を捻出できるかどうかにありそうだ。
ミラン側は余剰人員となっているジャンパオロ・パッツィーニを交換要員として打診したものの、ローマ側から拒否されたとのことで、パッツィーニに1000万ユーロを追加して再交渉に臨んだが、これまたあっさりと断られたとのこと。
ついにミランの至宝として重用されてきたステファン・エル・シャーラウィを交換要員に提示してローンを打診しているようだが、肝心のローマ側は1500万ユーロでのローンを希望しているようで、話は平行線を辿っている。
ガッリアーニ氏はまだデストロ獲得の可能性はあるとして粘り強く交渉を続ける模様ではあるが。
ただ、デストロのプレイスタイルは良いボールを受けて決める、どちらかといえばピッポの現役時に近いものであり、メネズのようにボールを持ってから勝負するスタイルではない。
チームにフィットできるかどうかが問題だが、その辺りをどう料理するのか。
獲得も含めて、色々と興味が尽きない。