61〗Nya Ullevi / ヨーテボリ

フットボ-ラ-も他人事ではない 気候変動による異常気象

◇◇◇◇◇
九月になっても気象庁は連日の熱中症対策を呼びかけている。現役を引退した小野伸二:Shinji Ono【1979年9月27日生】氏が今月大阪関西万博の環境教育アニメ上映会に登壇する。昨年から子供達にサッカーの指導と併せて気候変動に対する勉強会を開いているから白羽の矢が立ったのにも納得。同氏の言葉を借りると 2018年以前に比べ五倍程度、悪天候による試合中止が増えているらしい。Jリーグが今年を最後に春秋制から秋春制に変更するのはこの気候変動も影響しているのだろうか。取りあえず七月の訪問時、陽が落ちたら長袖を着ていた環境立国スウェーデンの街並。
◇◇◇◇◇


◆◆◆◆◆

その陽がなかなか落ちないのがこの季節。ヨーテボリを訪問するのは初めて。観光都市として名高くサステナビリティの取り組みでも注目されている同国第二の都市。個人的には市内中心をお散歩して景観を眺めるだけならばストックホルムよりもこちらに軍配を上げる。スイスでのUEFA女子欧州選手権を取材した後、スウェーデンに戻った文月の第一週。
近年は日中両国の国民感情があまり宜しくない中で、起源を中国の伝説とする七夕祭りは盛り上がったのだろうか。子供達が「♪笹の葉さらさらと・・・」と歌唱するこの曲のタイトル。正解は『たなばたさま』。五十年以上『ささのはサラサラ』だと勝手に思い込んでいた。
この時期デンマークのシーズンはまだ開幕していないので取材対象となるとスウェーデン一部のアルスヴェンスカン一択のみ。帰国に向けてコペンハーゲン国際空港のロビーにてWifiを繋ぐと、UEFA チャンピオンズリーグ(CL)予選一回戦で春先取材したオリンピア·リュブリアナとカイラト·アルマトイとのホ-ムゲ-ムが終わった直後。結果はドローので、いきなり黄色信号が灯されたスロベニア王者。その他のUEFAコンペティションも真夏の夜に次々と行われ翌八月には本選出場を賭けたプレーオフ抽選会も。
◇◇◇◇◇

真夏の祭典 ス-パ-カップで幕が開く

◇◇◇◇◇

そのプレーオフを前に欧州フットボールシーンの本格的な幕開けを告げる大イベントUEFAスパーカップが開催された。1974の年明けにアヤックス·アムステルダムがACミランを破り歴史の扉が開いてから既に半世紀。今年は英仏両国の首都クラブが初の対戦。ウディネのサステナビリティスタジアムは集客数では劣るものの、レアル·マドリードがアタランタに格の違いを見せつけた昨年のワルシャワに比べれば PK戦にまで縺れる大接戦が繰り広げられ来場者は多いに満足されたのではないだろうか。そのワルシャワで以前購入した WARKAのビール缶。ビールが一番上手い季節にスーカップが開催されるようになったのは何時からだったか。
◇◇◇◇◇


◆◆◆◆◆

2002FIFA ワールドカップ(WC)日韓大会終了後、小野伸二が日本人として初めて出場したレアル·マドリード戦は八月後半に開催されていたのは覚えている。

九十年代前半に吹き荒れた北欧旋風

◇◇◇◇◇