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若きクロアチア代表DF、ローマを離れ、ドイツへ完全移籍

 クロアチア代表DFで、ローマからレーバークーゼンにローン移籍していたティン・イェドバイが、20日に同チームへ完全移籍で加入となることが発表された。

 2011/12シーズン中盤にディナモ・ザグレブで17歳で抜擢されてその実力を開花させた彼は、2013年のオフに500万ユーロ、3年契約でイタリア・セリエAのASローマへ移籍し、注目の若手として期待されたものの、2013/14シーズンはトップチームではわずか2試合、180分の出場機会しか与えられず、2014/15シーズンにドイツ・ブンデスリーガのバイヤー・レーバークーゼンに2年間のローン移籍したのである。

 だが、ここで彼が幸運だったのは、このシーズンから同チームを指揮することになったのがオーストリア・ブンデスリーガ最強のチームと言われたレッドブル・ザルツブルグを作り上げたロジャー・シュミットになったことであっただろう。

 非常に攻撃的で激しいサッカーを標榜する同監督の元で与えられた出場機会で見事に結果を出した彼は、公式戦前半戦で20試合に出場、2ゴール2アシストを記録、主力の一人としてチームに欠かせない戦力となっていた。

 結果、ローマへ戻されることを危惧したレーバークーゼンフロントがすぐに動き、当初は1000万ユーロといわれていた買取価格を協議の上で推定700万ユーロで見事に締結し、この才能溢れる守備のユーティリティプレイヤーを獲得することに成功したのである。

 本人にとっても出場機会を得られるレーバークーゼンでの日々はハッピーであり、2020年まで締結された契約も相俟って、これまで以上にサッカーに集中できることだろう。

 更なる成長を同地で遂げ、更に羽ばたくことは出来るだろうか?