リーグ戦再開戦ではバイエルン・ミュンヘンを4-1というスコアで破り、現在バイエルンに次ぐ2位につけて来季のチャンピオンズリーグ出場権をほぼ確定させた感があるヴォルフスブルグ。
今シーズン以上の戦力を擁すべく、既に補強を着々と進めている。
その中でも目玉になりそうなのは、エヴァートンに所属しているロメル・ルカクの獲得である。
実は昨年の7月にも個人合意までこぎつけており、チーム間合意を残すのみまで進んでいたのであるが、チェルシー側が提示してきた移籍金3500万ユーロを揃えられず、移籍は破談、ルカクはエヴァートンへと移籍することとなった。
クラウス・アロフスGMは、現在所属している二人のストライカーであるオランダ代表のバス・ドストとデンマーク代表のニクラス・ベントナーに全幅の信頼を置いていることを公言しているものの、チャンピオンズリーグでの強豪との対戦に備え、更なる前線の強化を図ると共に、チームの主軸として完全に定着しているベルギー代表MFのケヴィン・デ・ブライネの残留をより明確なものとしたい意図もあるようだ。
また、ルカクもチャンピオンズリーグに出場を果たすことが出来るという魅力を持っているため、この移籍はまさに両者にとって魅力あるものとなりそうだ。
移籍金に4500万ユーロを用意し、エヴァートンと交渉を進めているようで、来季は緑のユニフォームを見に纏ったベルギー代表の主軸をドイツの地で見ることになりそうだ。