昨シーズンまでマインツを率い、ヨーロッパリーグプレイオフへの道を切り開いたトーマス・トゥヘル氏。契約の関係から今シーズンはコーチ業を休職していたが、来シーズンからは監督への就任が可能となる。
そんな彼を巡り、ブンデスリーガのチームが虎視眈々と契約を狙っている。
今のところ、シャルケ、RBライプツィヒ、ハンブルガーSV、そしてシュツットガルトが名乗りを上げており、噂ではバイエルンもペップ・グァルディオラの後継者として彼をリストアップしているという。
このうち、シュツットガルトに関しては来シーズンにおける確約を提示できなかったことから招聘は失敗に終わっている模様だ。
シャルケは、ディ・マテオ監督にシーズン中に交代をしたものの、現在4位に6ポイント差をつけられ、来季のチャンピオンズリーグ出場が危ぶまれており、出場権を得られなかった場合、監督更迭されるのではないかという声が高い。
その後継者としてトゥヘル氏が一番手に上がっているのである。ハンブルグは現在、残留争いの泥沼に嵌りつつあるが、一部残留に成功した場合には就任の可能性を持っている。
そしてRBライプツィヒは現在二部であるものの、SDであるラルフ・ラングニック氏はトゥヘル氏の招聘を熱望しているという。
しかし、ネックとなるのはトゥヘル氏が一部のクラブチームでの指揮を望んでいることのようだ。
いずれのチームにも共通しているのは、プレッシャーが強大であるということだ。
だが、あえていうならばライプツィヒが彼に一番近づいているのではないだろうか?
彼をよく理解しているSDの下、自身の望む補強を敢行できる環境というのは、他クラブからのプレッシャーが大であるとはいえ、最高のものであるからだ。
果たして、彼はどこを次の職場に選ぶのであろうか?