現在、マンチェスター・ユナイテッドは若き才能の流出危機に直面している。
マン・ユナイテッドのU21に所属しているブラジルU20代表MFのアンドレアス・ペレイラが今季終了後に満了となる契約の延長を拒否し、ユベントスへ移籍しようとしているようだ。
しかも、その裏には同様のルートでイタリアへ渡ったフランス代表MF,ポール・ポグバが関わっているようだ。
ポグバの場合は、チームの主柱であったポール・スコールズが引退した後のチームの主力として期待されていたものの、ファーガソン監督はクレバリーを重用した為、途中出場わずか7試合に留まった為、ポグバ側から契約の延長を拒否され、フリートランスファーでユヴェントスへと移籍している。
移籍したユヴェントスでめきめきと急成長し、マン・ユナイテッド首脳陣を嘆かせたのは周知の事実となっている。
一方、ペレイラの方はというとリーグ戦に1試合、キャピタルワンカップ二回戦のMKドンズ戦に出場したのみと、トップチームでの出場はわずか59分にしか満たない状況だ。その上、彼のポジションである攻撃的MFの位置にはワールドクラスの選手で溢れており、現状では出場機会はほぼありえないと言える。
このベルギー生まれの期待の俊英の獲得にはパリ・サンジェルマンも積極的に交渉を行っているようで、自チームの若手二人をローン移籍で放出してでも獲得しようと躍起になっているという報道がある。
ファン・ハールはこの俊英の放出だけは避けようとしているようだが、現在のユナイテッドのスカッドを見る限り、放出は避けられないと見るべきだろう。
ポグバの二の舞は避けられそうに無い。