*記事の内容が少々古くなっております。
U-20ワールドカップ出場権をかけたAFC。U-19選手権のグループリーグ最終戦、日本は宿敵韓国と対戦となった。
第2節終了時点で日本は勝ち点3、韓国も勝ち点4となっており、裏で行われている中国−ベトナム戦の結果に関わらず、決勝トーナメントに進むためには勝利するしかない状況だった。
そんな崖っぷちの状態で、日本は連覇を狙う韓国と対戦していたのだ。
試合は日本が積極的に韓国ゴールを脅かす形で進んだ。前線に速い選手をそろえた日本は積極的に韓国守備陣の裏を狙い、韓国側に消耗を強いる。そんな中で日本は序盤に南野が難しい位置からのシュートを決めて幸先よく先制する。
しかし、その後は決定的なチャンスで決めきれず、コーナーキックから韓国に押し込まれて前半で同点とされてしまう。
後半は一転してショートパスも駆使して韓国を押し込むもなかなか点を奪えなかった日本だが、韓国のゴールをこじ開けたのはまたも南野。難しいボールを決めて勝ち越しに成功する。
しかし、この後も再三の決定機を決められず、試合を決定できない。
だが、守備陣が最後まで踏ん張りぬき、最終戦で勝ち点6とした日本は、裏の中国が同点で終わったことから逆転での一位通過を決め、決勝トーナメント進出を決めた。
17日の決勝トーナメント一回戦は北朝鮮との対戦となる。厳しい試合になるのは間違いないが、戦うたびに成長を続けている彼らならば、再びU-20出場権を勝ち取ってくれると信じている。
問題となるのは、南野が難しいゴールだけでなく、普通のゴールも取ってくれることだが、彼の場合は期待をかけられすぎると逆に闘志が空回りするような気がするので、逆に期待しないほうがいい結果になりそうではあるのだが。
さて、結末や如何に?