こうした悪い部分を取り除けば、堅守速攻は日本人に合う戦い方となるだろう。実際に2012年のロンドン五輪でも永井や清武を中心とする堅守速攻は機能しており、安定した結果を残せる事も証明されている。スタイルの転換と同時に、ロンドン五輪組には本田ら北京五輪組を追い越すほどの勢いを見せてもらいたい。
そもそもロンドン五輪の際には、自分たちは弱者だという考え方からスタートした。世界を相手に戦うにはどうすればよいかと考えた末の答えが堅守速攻だったのだ(当時の選手のスタイルにもよるが・・・)。ハリルホジッチも2014W杯で最弱と言われたアルジェリアを決勝トーナメントまで導くなど、弱者を指揮する環境に慣れている。
日本を弱者と考えている訳ではないが、やはりブラジルやスペインといった世界の強豪と互角に渡り合うためには堅い守備が必須となる。少なくとも自分たちがポゼッションを維持し続けるのは難しく、相手の攻撃の時間が増える事を覚悟しなければならない。