Foot ball Drunker〔13〕 visiting 『Tehelné pole』ブラティスラヴァ/スロバキア


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13年からチェコでプレーしていた彼の6年ぶり母国復帰にサポーターの喜びも一入。残念ながらチャヴリッチ、元ジョージア代表ジャバ・カンカバ:Jaba Kankava【1986年3月18日】、パウシェクで構成した右サイドからの攻撃もこの日は不発。

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更にŠKスロヴァンは、テルアビブに続き、アリス・リマソルとのUEFAヨーロッパリーグ・プレーオフまで星を落としてしまい、今季もカンファレンスリーグを戦う不本意な状況に。

旅立った13歳。早熟のスロヴァーツィは、今いずこに。

2004年ŠKスロヴァン・ユース所属、当初13歳の少年が海を越えてマンチェスター・シティに。6年後ブンデスリーガでプロデビュー。201t4年にはPAOK移籍、その後はロシア、トルコ、ハンガリーを経て豪州シドニーFCで現在も躍動する国際派ロベルト・マク:Róbert Mak 【1991年3月8日生】。

前述の脳裏の片隅に残っていたスロバキア人は、2015年10月UEFAヨーロッパリーグでのボルシア・ドルトムント戦で決めた先制ゴール。(※最終スコアは1-1)。


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ウィーンの国際空港からは、証明書がメールで送られ準備万端。
いざ目的地のハンガリーへ。しかし列車は無事ブダペストに到着するが移動中も駅にも関所がない。役人もいない???

国境を越える検査を受けるため、国境を越えた事に後から気づく

そこで調べ直してみると、欧州圏内の空港での検問は厳しくても(証明書類がないと航空会社カウンターに行っても搭乗券がもらえない)、陸路の国境は、両国が相互免除してるケースもあるらしい。

そもそもブラティスラヴァとウィーンのバス移動で国境を越えているではないか。何故その時に気づかなかったのか。一昨日の苦労は何だったのかと己れの阿呆さに今回も苦笑するしかない。
[第15話了]


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◻️写真/テキスト:横澤悦孝 ◻️モデル:七菜なな