87〗 Stadion Wojska Polskiego / ワルシャワ

レギアから世界へ羽ばたきメダルを持ち帰ったボクサ-達

◇◇◇◇◇

レギアのボクシング部門が急速に発展したのは第二次世界大戦後。同クラブ所属のユゼフ·グルジェン:Józef Grudzień【1939年4月1日生-2017年6月17日没】が1964年開催の東京オリンピックで金メダルを獲得する快挙。決勝の相手はソ連のボクサ-だった。ソウル五輪銅メダリストのゴロタもワルシャワ生まれレギア育ち。1990年、ポーランドのバーでの喧嘩により暴行罪で起訴されたのを理由にシカゴへ。ポーランド系アメリカ人の女性と結婚。ボクシングのヘビ-級はアメリカ人、それも黒人達が制圧する世界。そこにイタリアではなくポ-ランド版リアル·ロッキ-が登場したからシカゴで支持されないわけがない。見た目はスラブ系なので宿敵ドラゴに近い気もするが。
◇◇◇◇◇


◆◆◆◆◆

’92年ミルウォ-キ-でのプロデビュ-戦は二十四歳の時。ウイスコンシンイリノイの両州で十一連勝、二ュ-ジャ-ジ-、ペンシルバニア、ネバダ州ラスベガスとその勢いはとまらず’96年3月まで驚異の二十八連勝を達成する。ロウブロ-による反則負け二試合で連勝記録はストップするが、遂に’97年10月アトランティクシティでのWBC世界ヘビ-級タイトルマッチを迎える。王者はレノックス·ルイス:Lennox Lewis【1965年9月2日生】。ロンドンのウェストハム出身と欧州人同士の非常に珍しいヘビ-級の世界戦で、ゴロタは初のKO敗けを喫した。この英国対ポ-ランド、ロンドン対ワルシャワ二十四年前の因縁を穿り返し、黒人と白人の人種差別を絡めるのだからレギアサポ-タ-のセンスには舌を巻く。レスターシャー州は少々ロンドンから離れてはいるのだが。エクストラクラサ開幕戦で掲げたティフォは、武器を持った男性と豚の頭を持った女性に《難民歓迎》皮肉の文字。ウクライナ難民には手を差し伸べた彼らもイスラムやアフリカはシャットアウト。日本で理想だけを掲げる頭の中がお花畑の輩は、移民を受け入れない事が差別ではなく、移民増大により国内でより人種差別に拍車がかかる欧州の現実を学んだほうがよい。
◇◇◇◇◇


◆◆◆◆◆

アゼルバイジャン代表マヒル·エムレリ:Mahir Emreli【1997年7月1日生】のゴ-ルが決まったのは31分。ホ-ムチ-ムが先制すると、その後も失点を許さずモスクワに続いての勝利でグル-プ首位に立つ。クリーンシートに大きく貢献したのは元ポーランド代表のセンターバック、アルトゥル·イェンドジェイチク:Artur Jędrzejczyk【1987年11月4日生】。昨日のテレマリカ戦は終了間際一分の途中出場ながらレギアでの出場記録を四百九に伸ばした鉄人。レギアの前はロシアのFKクラスノダ-ルで九十一試合。クラブ通算キャリアは五百六十を超える。上写真の美女は2014年12月に結婚した夫人。そしてベビちゃんとのスリーショット。
◇◇◇◇◇