大荒れのスロバキア国内 紙幣の裏で憂い嘆いていたプリビナ公はもういない
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2024年5月のフィツォ首相銃撃事件後、政権と野党の対立が激化するスロバキア。現政権に対しての国民の怒りが爆発したのは昨秋(9月)には、ブラティスラヴァを含む主要都市で抗議活動が発生しているからニトラでも動きがあったはず。スロバキアでは、強権親露路線を強める現政権と、EUとの連携を支持する市民側(若者が多い)との対立が深まる一方。欧州全体の右傾化の流れに身を任せ、国内経済と独自のアイデンティティーも重視する隣国チェコとは大きく差が開いたと感じる。四度目の選挙に勝ったフィツォ首相は、中間層に厳しい増税を課し富を絞り出そうとしているから荒れるのは仕方ない。さて欧州連合議会は11日、ウクライナへの総額900億ユーロ(約16兆4000億円)を無利子融資が承認された。EUが金融市場から資金調達する計画に親露ハンガリーと、チェコも拒否している。両国はフォリントとコルナの独自の通貨を現在も利用している。ユーロ€通貨を導入している国で唯一加わらなかったのは予想どうりスロバキアのみ。
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スタジアムはゾボル山の麓に位置しており、見上げれば丘の上にはニトラ城。城壁に囲まれた要塞は十六世紀に建てられて以来この都市のアイコンとなり、かつての二十コルナ紙幣は表側に君主プリビナ公:Pribina【800年頃生-861年没】の横顔、裏側にニトラ城が描かれていた。’09年よりユーロを導入して見る機会が失われたのは些か残念でならない。〖第百十五話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:紺野紬