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ザグレブでのゲームで先制ゴールに続き七分後にはゴンサロ·イグアイン:Gonzalo Higuaín【1987年12月10日生】へのラストパスで1G1Aと活躍したばかり。写真は’18年のUEFAネーションズリーグのオーストリア戦。この最終戦の引き分けでBグループから次大会での最上位Aへの昇格を決めている。
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リエ-ジュから家族は北米の巴里へ
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前半21分に左サイドバックのジョルダン·ルカク:JordanLukaku【1994年7月25日生】が負傷でベンチに下がるアクシデントも、ローラン·シマン:Laurent Ciman【1985年8月5日生】が交代出場することで無失点で試合を終えている。
前(’15)年1月にベルギーのスタンダール·リエージュを離れ、フランス語圏のモントリオールへ移籍したシマン。CONCACAFチャンピオンズリーグ決勝進出とプレーオフ進出にも大きく貢献。モントリオールでの初年度はMLS年間最優秀ディフェンダー賞を獲得しており、本来はリ-グアンでプレ-できるレベルの選手。
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シマン夫妻は当時五歳の自閉症の娘が最適なケア受けられる場所を探し、治療では世界の最先端とされるカナダへの移住を決意した。診断の結果は週に30~40時間の治療が必要とされ、1時間あたりの費用は約一万円の100カナダドル。同国の公的医療は無料ではあるが、待機期間が一年以上二年未満と聞いては民間の医療機関を探し費用を自己負担するしかない。高額ではあるが、それでもベルギーで十分なケアを受けられなかった頃に比べると学習や発達の面でに大きな変化を遂げているから幸い。2018年からのロサンゼルスFCやディジョンでのプレ-を経て12月にトロントFCへと移籍した。’20年末に契約を満了したところで現役引退を決意。モントリオ-ルのコ-チの就任したことで、自宅に残した家族との生活が再び始まる喜び。
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世界に広がる自閉症啓発と支援活動
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昨年までコーチを務め、今季はMLSに所属するカナダの三チーム(モントリオール、ヴァンクーヴァ―、トロント)の試合をフランス語で中継するRDSと契約。同局で放送されるモントリオールの全試合の実況を担当しているシマン。また夫妻でアカデミーの経営にも携わり、現役時代から知的障害や自閉症スペクトラム障害のある人々を支援する慈善団体FRASの活動にも自ら積極的に参加している。現代の芸術家の中でも、自閉症の研究や支援に対する啓発活動、資金調達に自身の作品とプラットフォームを活用するなど先駆者として尽力したのがオノヨーコ氏。2009年の国連世界自閉症啓発デーに壁画を披露すると翌10年には自閉症支援団体オーティズム·スピークスの初代グローバル·アンバサダーにも就任している
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今は亡き写真界の巨匠を偲ぶ
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戦後の日本写真界を牽引した功労者、細江英公:Eikoh Hosoe【1933年3月18日生-2024年9月16日没】氏が逝去されて昨日で一周忌を迎えた。今回のカバ-写真は肌の露出を控えた黒い衣装を選んだ。献杯の麦酒はコーネリッセンのリンブルグス·ウィッテ。2003年に世界の写真家トップ7に選ばれ、英国王立写真協会から創立百五十周年を記念するメダルが授与された。’07年写真版アカデミー賞のルーシー·アワードでは日本人初のビジョナリー賞を受賞している。快挙には違いないがアメリカと聞いも個人的には『英国王立』の権威に勝るものは無しと思うのは素人の浅はかさ。’10年には芸術写真発祥の国フランス·パリ七区にあるロダン美術館にて撮影した作品中心の『人間ロダン』展を都内で開催している細江氏。スピ-チをお願いすると、「同じものを複数作れるよう《技術》を磨くのが職人、唯一無二を生み出す《感性と才能》を磨くのが芸術家」と含蓄のある言葉をいただいた。
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