しかし、この大会ではベスト4に入ったフース・ヒディング監督が率いたオランダ代表のサッカーに魅了され続けました。ガンバがリアクションサッカーから脱却できずに失敗していたからこそ、両ワイドを使った攻撃サッカーと、それを可能にする組織の中で活かす個人技としてのマルク・オーフェルマウスという特異なウインガーの職人芸。“ポリバレント”(多様性)を超えるほどの全ポジションをこなせるフィリップ・コク、サイドのスペシャリストとしてウイングとサイドバック兼備のボウデヴィン・ゼンデン。トラップだけで世界を変えられると証明するようなエレガントなプレーをするFWデニス・ベルカンプと、ぺナルティエリア内でのキープ力が半端ないFWパトリック・クライファート。この時のオランダ代表のメンバーがこの大会での活躍を機に後々スペインのバルセロナへ移籍していくのも興味深かったのを思い出します。(上記ではベルカンプ以外はバルサに在籍期間あり。)