まさに、自らたった1人で決勝へ導く大車輪の活躍ぶりでした。それも得点する時間帯が89分や延長戦、87分という終了間際での同点弾や決勝点。シュートのコースは逆サイドネットで、その弾道の美しさは言わずもがな。サッキ監督が自らの戦術を諦め、ゾラやシニョーリが脇役を受け入れ、性格に難のある「伊達男のファンタジスタ」ロベルト・マンチーニ(現・インテル・ミラノ監督)が代表にすら呼ばれない理由。それはR・バッジョは正真正銘のスーパースターだったから。まだ小学生だった筆者からすれば、その姿はバスケットボール界のレジェンドであるマイケル・ジョーダンと同じ域にいる存在なのだと認識したのでした。