FW ー ◯
このポジションは選手によって評価が全く二つに分かれてしまう。浅野は後半から流れを変える選手として存在感を放っただけでなく大事な試合で結果を残す勝負強さも持っている。監督としてはこれまで信頼できる選手はいなかっただろう。久保は比較的安定したパフォーマンスでゴールもマークしたが、攻撃陣を牽引するまでにはいかなかった。本人ももっとできる意識はあるだろう。鈴木はゴールやアシストはマークしたが、ボールに絡む機会も少なく、こちらも大きなインパクトを残したわけではなかった。オナイウは献身的な守備は認めるが、それはどのFWも今大会できていた為あまり評価されない。更には潰される場面やロストする場面も多く、代表で戦うには今シーズン更なる飛躍が必要だ。
一通り通信簿をつけさせていただいたが、手応えをつかんだ選手、悔しい思いをした選手、それぞれ抱く想いはあるだろう。五輪出場を決め、これからは18人の狭き門を争うメンバー選考が待っている。大会に臨んだ選手、今大会には呼ばれなかった選手それぞれ、今シーズンの飛躍を期待したい。