昨シーズン、リーグ3位ながらコパ・デル・レイとチャンピオンズリーグを制したレアル・マドリード。
チャンピオンズリーグは悲願の10回目の優勝となった。
そして、補強したメンバーが期待通りの結果を残したことがチャンピオンズリーグの優勝を後押しした。
カルバハルと下部組織から上がってきたヘセは期待以上の活躍を、大金で獲得したベイル、イジャラメンディ、下部組織のカゼミーロは期待通りの結果を出した。期待されていたイスコだけが期待はずれの結果となってしまった。
昨シーズンの主なスタメン選手を並べてみると、ベンゼマ、ロナウド、ベイル、ディ・マリア、モドリッチ、シャビ・アロンソ、カルバハル、セルヒオ・ラモス、ペペ、マルセロ、ディエゴ・ロペスであり、ベンチにもケディラ、アルベロア、コエントラン、カシージャスなどの他のクラブだとスタメンが張れる選手が揃っている。
メンバー的には現在の銀河系軍団と言っても過言ではないが、リーグ得点王のロナウドや鳴り物入りで加入したベイルなどの華やかな選手以外にもベンゼマ、ディ・マリア、モドリッチ、セルヒオ・ラモスなどの活躍が欠かせなかった。
今シーズンはというと、ギネス・インターナショナル・チャンピオンズカップでグループ最下位という最低の結果となってしまったが、ワールドカップがあったことやロナウドが直前まで来日していたことを考えると、まだそう悲観することもないだろう。
そして、新たにワールドカップ得点王のハメス・ロドリゲス、ワールドカップでMVP級の活躍をしたクロース、ワールドカップでブレイクしたナバスを獲得し、旬な選手を集めることで銀河系軍団は更にレベルアップした。また、昨シーズンのレギュラー、ディエゴ・ロペス、ディ・マリアを放出したのは、いつも通り活躍した選手を移籍させ、スター選手を獲得するレアルらしい行為であるが、そういったことをすることで翌シーズン結果が悪くなることを忘れてはいないだろうか。
しかし、今シーズンはこの旬な選手を補強したことで、チャンピオンズリーグ2連覇とリーグ優勝を狙っているに違いないだろう。