ドイツにとっても、ガナーズにとっても頭の痛い話だろう。ドイツ代表の合宿に来てから判明したというのもおかしな話ではあるのだが、アーセナル所属のMF、メスト・エジルが膝の負傷で離脱となってしまった。
最長で3ヶ月の離脱になるとのことで、現在は患部を6週間固定しての保存療法を選択するようだ。さすがにメスを入れたら半年以上の離脱となる為、ガナーズやドイツ代表との兼ね合いも踏まえての決断なのだろう。
しかし、ガナーズに移籍してからエジルの怪我での離脱が加速度的に増えているのは気がかりである。今までも怪我はあっても短期間の離脱に留まっていたのだが、アーセナル移籍後はそれまでのトータル数の4倍近くになっているのだ。
これはイングランドの殺人的なスケジュールもあるだろうが、それ以上にアーセナルのメディカルスタッフやフィジカルコーチに問題があるのではないだろうか、と邪推してしまう。
現にアーセナルは怪我人が昔から多く、また怪我からの復帰も遅いという事実がある。それを考えると、あながち間違いではないのではないだろうか?
とはいえ、ビッグロンドンダービーでも調子が上がらぬまま終わっており、ワールドカップでの激闘の疲れも合いまっての故障というのが本当のところのように思えるので、この怪我を前向きに捉えるならば、溜まっていた疲労を完全に抜き、体をもう一度作り直すいい機会として欲しいものである。
ドイツ代表にとっても、アーセナルにとっても欠かせない人材だけに、一日も早い復帰を待ち望んでいる。