先日、CLベスト16の対戦カードが決定した。この中にはベスト16で当たるには惜しい試合が多数ある。果たして今シーズンのヨーロッパチャンピオンに輝くのは果たしてどのチームになるだろうか?先ずはベスト16の注目カードを見ていきたい。
下記【】内は勝敗予想を私なりにパーセントで示したものである。
ローマVSレアル・マドリード【ローマ20% レアル80%】
先ずはこの対戦カード、優勝候補の一角レアル・マドリードとイタリアの名門ローマ。豪華メンバーを揃えているレアルだが、今シーズンはリーガエスパニョーラではなかなか調子が上がらずベニテス監督の解任論やロナウドの移籍騒動など話題が絶えない。未だに監督の選手起用法にはブレが感じる。
ただ、リーグ戦でこれ以上バルセロナとの差が広がるようなことがあれば、CL制覇に標準を合わせてくることもあり得るのでレアルの優勢に変わりはないだろう。対するローマも今シーズンは浮き沈みが激しい試合が多く、安定した戦いができていない。
しかし、エデン・ジェコ、ジェルビーニョといった個の力で打開できる選手がいることはレアルとの試合では好材料だ。守備に回る機会が多く想定されるが、彼らのおかげでカウンターが決まることも考えられる。またシュチュスニーがGKを務めているのも面白い。彼は安定性には欠けるが当たると手のつけられないGKである。もしも対レアル戦で彼が当りの日であればローマにも勝機はあるだろう。
PSGVSチェルシー【PSG70% チェルシー30%】
次に紹介するカードはこちらのカード。
先ずはPSGについてだが、イブラ、カバーニ、ディ・マリアの豪華攻撃陣だけでなく、チアゴ・シウバ、ダヴィ・ルイスと、守備についても穴がない。中盤もヴェラッティ、マテュイディとバランスが取れている。何よりもPSGが資金をかけて大型補強を試みてから獲得された選手が円熟期に入っている。今シーズンのCL優勝の本命である。
一方先日ついにモウリーニョ監督が解任されたチェルシーはここまで昨シーズンのリーグチャンピオンの姿をまるで見せていない。プレミアでは下位に沈み、優勝はおろかCL圏内もほぼ絶望的である。昨シーズンあれほど中盤を制していたマティッチとセスクは攻撃も守備も不安定。守備陣もテリー、イバノビッチの体力の衰えが否めない。アザール、コスタも決定機らしい演出すらできない状態。何がここまでチームを悪くしたのだろうか?不調の要因については今回は語らないが、いずれ私なりの分析をして記事にする予定であるのでその時までお待ちして頂ければ幸いである。
話が多少逸れたが、今シーズンチェルシーに残されたタイトルは国内カップ戦とCLである。そのためCLに力を注ぐことは考えられるが、現状のチーム状態を考えると、やはりPSGが優勢であろう。またここでチェルシーに勝つことができればPSGの勢いも増し、そのまま優勝なんてこともあり得るかもしれない。
アーセナルVSバルセロナ【アーセナル50% バルセロナ50%】
ここ数年で何回目の対戦になるだろうか?アーセナルVSバルセロナはそう思わせるほど顔を合わせている。結果は全てバルサに軍配が上がっており、アーセナルはその度苦渋を味わう結果となっている。
ただ、私としては今回こそアーセナルがバルサに勝つのではないかと秘かに予想している。もちろん今大会もバルセロナが優勝の大本命であることに変わりはない。