no-image

武藤と宇佐美の逆転現象を考える 日本独自の育成環境

 以前、宮市亮が中京大中京高校からイングランドの名門クラブであるアーセナルに加入した際、現地の記事で、「宮市は可哀想な選手だ。類まれな才能を持ちながら、彼は学校教育のクラブ活動でしかサッカーを指導されて来なかった」と紹介されました。この時点では学校授業の一環としてプレーしていたのみ、と思われていたのです。しかし、その記者は日本の育成事情を取材した上で、「自宅に帰らずに学校の中で本格的なスポーツができる理想的な環境」と評価していた事がありました。日本では高校クラブを否定する動きもあるのでしょうが、欧州ではこれを評価している一面があります。クラブの指導者は学業の成績や普段の生活は目にしません。そういう部分から心身にまつわる指導アプローチが可能な学校クラブの育成環境を称賛しているのです。