これから少しずつであるが、往年のスター選手を記事に取り上げたいと思う。皆様の中でも取り上げてほしい選手などがいれば是非ともお伺いしたい。
そして今回記事に取り上げる選手は90年代後半から2000年代前半まで活躍した選手、ウルグアイのレコバを取り上げたいと思う。
インテル時代の彼はまさに別次元の選手であった。抜群のスピードとドリブル力、左足から繰り出されるシュートは正に別次元と呼ぶに相応しいインパクトがあった。
ヴィエリ、バッジョ、ロナウド、サモラノとスター選手がいるインテルの中でも異彩を放つ存在であった。
1人でサッカーをしていると揶揄されることもあったが、事実1人でサッカーができるレベルでもあった。強引なドリブル突破でバイタルエリアまで侵入し、そこから振り抜く左足は見る者を魅了した。
またその左足から繰り出されるフリーキックも見事の一言であった。中でもボローニャ戦とローマ戦の一撃は彼のベストゴールの一つだろう。
そんな別格なレコバはバロンドールにも選ばれる可能性はあっただろう。
しかし、彼はその域まで達することはなかった。あまりにも好不調の波が激しかったのだ。
絶好調のときのレコバを止めることは当時の屈強なセリエAのDFであっても不可能だったかもしれない。