Foot ball Drunker 〔70〕visiting 『Nya Ullevi』ヨーテボリ / スウェーデン

ヨーテボリからノルウェー人監督 スウェーデン風味は浦和に馴染むのか

◇◇◇◇

下の写真は15年前に撮影したマリエスタッド缶。スウェーデン大手のビール、スペンドルプス醸造所の製品。自分でも何故こんな面白味のない写真を撮ったのかと首を捻る。おそらく現在発売されているものより大きくラベルに記された2.8の文字。同国ではアルコール度数2.8%以下のビールには酒税を課さないのが興味深かったのだろう。銘柄も豊富ならばアルコール度数も大きく五段階に分かれている。
アルコール度3.5%以下の酒類であれば、スーパマーケットやコンビニで購入できる。スウェーデンは欧州では数少ないコンビニが営業している国。


◆◆◆◆◆

カバー写真はヨーテボリーケックス社のサワードウ=天然酵母クラッカーの箱。その名のとおりスウェーデン第二の都市ヨーテボリに本社を置く企業。チーズを美味しく食べるために開発されたユニークな商品。カレーに添える福神漬けのようなものか。


◆◆◆◆

第64話はウッレヴィ。名称は北欧神話の勝負の神《ウル》から拝借。収容人数は43,000人、1958年のFIFAワールド杯で使用されてはいるが、やはり我々の世代には1992年6月26日にUEFA欧州選手権決勝でデンマークとドイツが対戦した会場として記憶に刻まれている。


◆◆◆◆

年内のUEFAコンペティションは昨日ですべて終了。意外にも面白いのがUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)。
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージは上位2チームが年明けのノックアウトラウンド進出。首位で抜ける必要がなく緊張感に乏しかったのが、二位は2月にヨーロッパリーグ(EL)三位とのプレーオフ、そのELも同じく大きな壁が一枚増えているから最終戦まで手が抜けない。

昨季のスェーデン王者BKヘッケンは、最終節カラバフに破れ六戦全敗の最下位。予選ではリトアニアのジャルギリス、スコットランドのアバディーンを退けており、レバークーゼンは兎も角、ノルウェーのモルデ、アゼルバイジャンのカラバフと同組の抽選結果に二位通過、UECL行きの切符もけして高いハードルとは思わなかったのだが。

そのヘッケン指揮官マティアス·ヘグモ:Per-Mathias Høgmoの浦和レッズの新監督就任が先週発表された。スウェーデン代表のグスタフソンにも触手を伸ばしているが、知人に「どうなの?」と聞かれても実際プレーを見たことがないのでコメントのしようがない。


◆◆◆◆◆◆

ヘッケンの守備的中盤といえば2016年に加入したラスムス·リンドグレン:Rasmus Lindgren【1984年11月29日生】。アヤックス時代からよく知っていたが2021年に引退済み。
地味ではあったが、周りが派手で個性的な面子ばかりだから、職人肌のバランサーも必要。キャプテンマークも似合っていた。


◆◆◆◆◆◆