【パトリックと今野、攻守への貢献】
この後、前半を通じて攻守がめぐまわりしく入れ替わる。
このまま引き分け狙いでも準決勝へ進める全北だが
攻撃の姿勢は崩さず日韓チャンピオン同士の試合にふさわしいものにヒートアップ。
対するガンバは相手の猛攻にさらされたが、
パトリックの守備意識の高さと、今野の大胆な攻撃参加が
全北を楽にさせない。
【長谷川采配の妙と捨て身のチェ・ガンヒ監督のパワープレー】
長谷川監督はオ・ジェクと二川を米倉並びにリンスと交代。
10分後これが当たる。
なかなか突破口が見いだせない全北の壁に
倉田はエリア外からミドルをぶち込むとディフェンスにあたりややコースが変わったものの
勢いはわからず突き刺すような得点となる。
勝ち越された全北。
なんと2人のCBをさげフォーワードを投入。
勝負の時を迎えた。
そしてチェ監督の実績と何よりも執念がウルコ・ベラに乗り移り
88分ついに全北が追いつく。