赤竜が再び玄海灘を舞う七夜月
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来月北九州市で日本代表とウェールズ代表の試合が開催される。’23年のW杯フランス大会で八強、’19年の日本大会では四強まで勝ち上がった強豪国。それが東京、大阪ではなく北九州市での開催と聞いてラグビーに興味がない方は、疑問に思うかも知れない。スポーツバーで、フランスから送られてくる映像を眺めながらのスコットランド産ペールエールは至福の一時。とはいえこの競技に詳しくもないので新語·流行語大賞に選ばれたにわかの類い。南米最強アルゼンチンとの試合は、日本時間では土曜深夜から日付が変っての試合開始。リオネル·メッシ:Lionel Messi【1987年6月24日生】には申し訳ないが、行ったことのない地球の裏側の国よりも、前年訪問しているウェールズに肩入れするのは仕方のないところ。
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日本航空=JALは公益財団法人日本ラグビーフットボール協会とラグビー日本代表のオフィシャルサポーター。折角なので国際線ラウンジで配布していたラグビーボール型ステッカーを手首に張り付けて撮影したのがこの写真。ノベルティ(無料)の品がメルカリで結構販売されており、その商魂逞しさに苦笑。これを欲しがる人がいるならJAL職員も苦笑するしかない。
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謎のスタジアムにアンテナが反応したソフィア公園
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第38話はウェールズの首都カーディフのミレニアム·スタジアム。1999年に完成したこのスタジアムの所有者は、自治体でもクラブでもなくウェールズのラグビー協会。同年開催されたラグビーW杯決勝の舞台。まずは国技のラグビー、次いで人気があるのはフットボール。ミレニアムスタジアムからタフ川に沿って北に歩いて十分ぐらいだろうか、ソフィアガーデンを散策中スタジアムを見つける。自慢ではないが、と書いて自慢なのだが数多くの欧州スタジアムを撮って回っている事に関しては日本一を自負しているぐらいだから、スタジアムが近くにあると気配を感じるようになっている。鬼太郎の妖怪アンテナのようなものか。
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野球場かと思い首を捻る。なるほど、クリケットのスタジアムなるものを生まれて初めて目にした。1999年にはラグビーだけでなくクリケットのW杯もオランダとの共同開催で行われている。記録を紐解くと五月二十日グループステージでは優勝国·豪州とベスト四のニュージーランドがこのスタジアムで対戦。但し大会に参加した英国勢はイングランドとスコットランドのみで。繰り返しになるがウェールズで人気のあるスポーツといえばラグビー。
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あの日あの時は■2017年6月3日UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦レアルマドリード対ユヴェントスFC白い巨人が連覇の偉業を成し遂げた巨大スタジアム。
Ci si vede a cardiff イタリア語で「カーディフで会いましょう」と印字されたガゼッタ紙。五月十日の準決勝第二戦アトレティコ·マドリー戦を報じているから、八年前ミラノ近郊にいたのは間違いない。それにしても公式スポンサ-の麦酒メ-カ-ハイネケン社がこの時期販売するビッグイヤ-シルエットの限定缶がクール。まとめ買いして日本に持ち帰ったこともある。黒を基調のアウェ-のユニもスタイリタッシュ。クリスティア-ノ·ロナウド:Cristiano Ronaldo:【1985年2月5日生】と並んでイスコ:Isco【1992年4月21日生】の髭面も。
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