予選大詰めでの痛恨 新エ-ス離脱でプレーオフへ
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前回注目したボスニア·ヘルツェゴヴィナ代表。長らく絶対的エースに君臨してきたストライカーのエディン·ジェコ:Edin Džeko【1986年3月17日生】。十五年ぶりとなるドイツ復帰が決まった。二部で首位を走るシャルケ04が昇格の切り札として迎え入れる。ナショナルチ-ムで三十九歳のジェコとツートップを組む相棒はハンブルク生まれのエルメディン·デミロヴィッチ:Ermedin Demirovic【1998年3月25日生】。
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ウェールズとのプレーオフ準決勝に臨むまさかの展開。昨秋のFIFAワ-ルドカップ(WC)欧州予選、アウェーでもキプロスが相手ならば二点を先行するまでは予想通り。ところがアディショナルタイム7分の失点で痛恨のドロー。この日サンマリノに10−0の容赦ないスコアで圧勝したオーストリアが首位に。勝ち点二差で迎えたウィーンでの直接対決。試合は1-1の引き分けに終わり、オーストリアの七大会ぶりとなるWC出場が決定した。悔やまれるのは十月ブンデスリーガ第6節のハイデンハイム戦で足を骨折したデミロヴィッチの離脱。
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メルツェデスとポルシェの街 胸には輝くスリーポインテッド·スター
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第109話はそのハイデンハイム戦が行われたVfBシュトゥットガルトの本拠地MHPアレーナ。戦後ドイツの経済の発展、工業部門の成長を牽引してきたのが自動車産業であることは言うまでもない。バイエルン·ミュンヘンと言えばアウディ、ヴォルフスブルグのフォルクスワーゲンなどの有名メーカーがクラブチームを支えきたシンボル。そしてシュツットガルトといえば高級車の代名詞メルツェデス·ベンツ。
ゴットリーブ·ダイムラー:Gottlieb Daimler【1834年3月17日生-1900年3月6日没】が1890年創設した世界初のガソリン自動車メーカーが源流。ベンツ社と合併したダイムラー·ベンツ社として発展し、現在の『メルツェデス·ベンツ』が確立された。1993年から2008年までの十五年間は創業者に敬意を表してゴットリーブ·ダイムラー·シュタディオンの名前だった。その後は
メルツェデス·ベンツアレ-ナでの十五年を経て23年から冠は
MHPへと移る。聞き覚えのない同社は’91年からポルシェAGが株式投資を始め23年に100%買占めたSAPソフトウェアを扱うITサービス企業。二次大戦後シュトゥットガルトで誕生したスポーツカーブランドはじた。12年からはフォルクスワーゲンの完全子会社に。2023-24シーズンからメインスポンサーをポルシェに譲っている。赤のラインに胸スポンサーのメルツェデス·ベンツ銀行の名前と有名な“スリーポインテッド·スター”のロゴが入ったユニフォームには威厳を感じられた。
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南側の下層階にのみ、約八千人収容の立ち見席エリアがあり熱狂的なサポーターが陣取るので一見さんはお断り。カバー写真のコ-スタ-はKrombacherは、アイントラハト·フランクフルトのメインスポンサー企業。スタジアムの広告に意外な気もしたのだがブンデスリーガのオフィシャルパートナーだったのか。
バーデン=ヴュルテンベルク州の州都は、この国の南西地域で経済·文化·観光の拠点を担う。市内には、博物館や劇場などの文化施設や救援など歴史的建造物が点在する。お薦めは自動車系博物館とワイン醸造館。南部に位置するこの周辺はドイツでも唯一赤ブドウ栽培が可能な地域。ビールに飽きたら《ヴュルテンベルガーワイン》を味わうのも悪くない。
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