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共に無敗記録続く “J2頂上決戦” は迫力溢れるドロー

リスクを賭けた激しい攻防による壮絶なドロー決着

 選手交代なしで挑んだ後半も、やや松本のリズムで始まったものの、湘南は最前線のウェリントンにボールが収まり始めた事で徐々に攻撃に厚みを出して攻め込みました。
 しかし、ここ最近の相手と同じように、首位を独走している湘南への対策が各クラブで進んでおり、松本がラインを引いた状態となれば崩し切れない状態に。J2でも29試合24
失点という堅守を持ち味をとするチームの守備ブロックを崩すのは相当な労力が伴います。
 すると、この膠着し始めた状況を打開すべく、湘南の貴裁監督は先手先手の選手交代で変化をつけ、システムも【3-4-2-1】から【4-2-4】のような超攻撃的布陣に移行。永木を中心に細かいパスをつなぎながらも両ワイドの幅を使って松本ゴールを抉じ開けにかかります。もちろん、この選手交代とシステム変更のリスクに対してピンチも生まれる事を覚悟しているだけあり、松本がカウンターからチャンスを作る回数も増え、試合終盤には両チーム共にゴールを奪えるような迫力溢れるエキサイティングな試合展開に。
 しかし、両チーム共に「あと一歩」と言えるところまで決勝点と勝利が見えていながら、最後までさらなるゴールは奪えずに1-1のドロー決着。共に最後まで走り切る運動量により、プレミアリーグのような激しい攻防からの両ゴール前へダイナミックに向かう展開あり。 湘南は”湘南スタイル”、松本はセットプレーの精度と多彩さを確固たる武器として鍛え上げられています  が、最後の決定力だけがJ2であるのを感じさせたかもしれません。ハイレベルでエンターテイメント性と迫力に溢れた見応え満載の試合を経て、両チームは無敗記録の更新以上に手応えを掴んだ試合となったことでしょう。
継続と深化の”湘南スタイル”