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モハメド·ファレス:Mohamed Salim Fares【1996年2月15日生】※写真右]はフランス·オーベルヴィリエ出身。母親はモスタガネム出身のアルジェリア人。ボルドーからヴェローナに17歳で移籍。アルジェリア代表として2021年のFIFAワールド杯カタール大会アフリカ予選を戦っている。
ルイジ·デルネーリ:LuigiDelneri【1950年8月23日生】は、彼の特性を見抜き左サイドバックでも起用。’16年2月20日、第26日節、セリエA初アシストを記録したのはキエーヴォとのヴェローナ・デルビー。今季はヴェローナから70キロ程西側のセリエBブレシア。ちなみにブレシアはデルネーリが2021年一ヶ月間だけ指揮したクラブ。既に73歳の彼が現場に復帰する事はない。
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七年を経た現在、11月5日のセリエA第11節。車で1時間半の距離モンツァから乗り込んだ敵サポーターも含め17,500人の観衆。0-0で迎えた前半の30分、最終ラインの一角パヴェル・ダヴィドヴィッチ:Pawel Dawidowiczl 【1995年5月20日生】が負傷退場。このポーランド代表は’18年加入、エラスで6年目のシーズンとあって開幕二試合は主将章を巻いてチームも連勝。しかし外した3節から白星に見放され、ふたつの引き分けを挟んで7連敗。
ダヴィドヴィッチ不在の12節もジェノアに敗れ最下位サレルニターナと同じく勝ち点8のまま。
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背番号9トーマス·アンリ:Thomas Henry【1994年9月20日生】を昨シーズン、ヴェネツィアから獲得。期待どおり開幕ナポリ戦、続くボローニャ戦と連続ゴール。5節サンプドリア戦もアシストで初勝利に貢献したが、年明けに十字靱帯を断裂。
今季6節に復帰を果たしたが試合勘が戻らないのか、低調なパフォーマンスでベンチ外に。悲しいかなエラスから浮上の兆しは見えない。
悲しみが軍団で押し寄せた財政破綻 クラブの消滅
悲しみが来るときは、単騎ではやってこない。かならず軍団で押し寄せる。
シェイクスピアの名言が現実となった2021年8月。財政破綻したキエーヴォ・ヴェローナは、買い手が見つけることが出来ず消滅した。
2002年セリエC2から再起を図ったのはフィオレンティーナ。’04年夏に破産宣告してセリエC降格したナポリに救いの手を差し伸べたのは映画監督で資産家のアウレリオ・デ・ラウレンティス:Aurelio De Laurentiis【1949年5月24日生】。記憶に新しいところでは’15年にパルマがセリエD=4部からのリスタートして現在に至る。
しかしセリエDからの再起を目指すキエーボに出資できる人物と企業が現れない。