106〗Lokomotiv Stadium / モスクワ

プログラムを配布する少女と謎の女性フォトグラファ-

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第106話はロコモティフ·モスクワの本拠地ロコモティブ·スタジアム。カバ-写真のマッチデ-プログラムは、2021年訪問時のロストフ戦。それよりも初めて足を運んだ2019年四月の試合が印象深い。
あの日あの時は◼️2019年4月ロコモティフ·モスクワ対ゼニトサンクトペテルブルク。入場門を潜るとグリ-ンでお揃いのキャップとベンチコ-ト姿に身を包んだ十代と思しき女子達がプログラムを配っている。どの娘から貰おうか悩む必要はないほど皆さん可愛らしい。
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そこへ颯爽と通り過ぎる同業者。失礼とは充分承知ながら素早くレンズを向けシャッタ-を切らずにはいられないほど、被写体として美しくカッコよ過ぎる。近年日本でもルッキズムが問題視されているが欧米に比べるとあまり正確に理解されていない気がする。この写真などは典型的な反ルッキズムだと思うのだが。説明するとルッキズム(外見至上主義)が悪とされる理由は、外見のみで人を判断する差別行為だから。つまり容姿がキレイならば能力や個性はどうでもよいと。その点このロシア人女性フォトグラファ-が握った巨大な望遠レンズ付カメラ。このカメラの扱うのはだいたい初老の男性。毎回横目で見て感心しているたけに、そのギャップが面白かったのである。それにしてもジ-ンズ破れ目から生足見えてるが寒くないはずがない。
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先月ミス・ユニバース世界大会に出場したフィンランド代表の目尻を引っ張る写真投稿に始まり右派議員も巻き込んでの大騒動。
ツッコミどころは多々あるのだが、2021年8月にイタリア・セリエAのユベントス女子チームの公式X(当時Twitter)でセシリア・サルバイ:Cecilia Salvaiがで同じく目尻を引っ張る  ポーズをしたことに謝罪した件を思い出した。人種差別的だと批判が殺到するとユベントスは投稿を即座に削除。弁明と謝罪をして大事にはならなかった。参考までにその写真はこちらにアップするが今更批判したいわけではない。彼女に対してイタリア代表でもクラブでもお咎めはなかったはず。
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では何故にフィンランドばかりが大炎上したのかといえば、フットボールではなくミスコンの代表だったから。ルッキズムが社会的に問題視される時代の流れで、最近のミスコンは、「外見的な美しさ」だけでなく「女性の生き方と内面」を競い合う大会になっている。

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飲酒·喫煙で出場辞退 なぜに飛び交う賛否両論

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ドイツのエッセン周辺で今夏開催された世界ユニバーシティー夏季大会。男子サッカー種目は2019年のイタリア ナポリ大会で幕を閉じている。有終の美を飾った日本はブラジルを破り、二大会連続七度目の優勝。現在日本代表で活躍する上田綺世選手がハットトリックを達成している。このユニバーシティーで四冠。華麗な復活を果たしたのがパリ五輪体操女子日本代表を辞退した宮田笙子:Shoko Miyata【2005年9月24日生】選手。当時厳しすぎる=否定派と、違反は当然=肯定派のネット上論争か白熱。これ結論から言ってしまえばどちらも正しい。ヒーローアクション映画で目の前の美少女を救うため全人類を危機に晒すのかと主人公が悩むパターン。宮田選手個人=ミクロの視点で論じるならば厳しすぎるし、スポ-ツ教育全体=マクロの視点となれば致し方無い。
一年半を経て今思うのは、これが男子の多種目ならば辞退するまでには至らなかったのではなかろうか。女子の平均台や床運動は演技の美しさや表現力を競い合う。そして宮田選手が可愛い。喫煙飲酒のイメージとのギャップから厳しい判断が導き出されたように思えなくもない。
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