この日の試合後に語ったインザーギの言葉には、「チェルチの投入を控えればよかった」との一言があった。後半35分にカウンター要員として本田に代わって送り出されたチェルチだが、彼の守備意識の低さがチームに逆転負けを呼び込む劇薬となってしまった。
ビハインドを跳ね除けるためにフィオレンティーナが前がかりで来る事は予想できたし、それに対抗してカウンターの圧力を強めたインザーギの判断も分からなくはない。しかし、守り切るべきか得点を奪いに行くべきかの正しい判断を下すべきだった。
ファン・ヒンケル、エッシェン、ボナベントゥーラで形成する3センターは明らかに守備力を欠いていたし、勝利を追及するならば最後に守備のカードを切るべきだったのではないかと感じる。少なくともサイドの守備に走っていた本田を下げるべきでは無かっただろう。