ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンの対決といえばゴールデンカードであったはずなのに・・・。
グアルディオラ監督はドルトムントとの試合を「クラシコのようだ」と言っているが、もはやリップサービスのようにしか聞こえない。
ブンデスリーガ第27節のこの試合はロッペン、リベリを欠いたバイエルンは守備的な姿勢に終始したため、力対力と言うスペクタクルな内容とは程遠く、記憶にも残らないような「普通」の試合だった。
それでも36分にレバンドフスキが取った1点を守り続けたバイエルンにはノイアーの素晴らしいセーブがあり、得点差以上に実力的にも違うと言うしかないようだ。
それに対してドルトムント側の試合後のコメントを聞いていると、多くの人は、要は「僅差」だったと言っているが、現実を直視していない発言のようにしか聞こえない。
最近のドルトムントの交代のやり方を見ていると、ややマンネリ化している。
オバメヤン、香川、ムヒタリアン、カンプル、ロイス、ブワシュチコフスキのやりくりだけのように見える。
このやり方で結果が出ていないのだから、ドルトムントの体制に問題は根深いように思われる。
根本的なところはドルトムントの選手の移籍に関するクラブの考え方の問題だ。
そもそもクラブはゲッチェ、レバンドフスキと2年連続バイエルンに移籍させることで何を得たのだろうか?あるいはどんな効果を期待したのだろうか。
よほど財政的に困窮していない限り「クラシコ」の相手チームに主力選手を移籍させる事は考えられない。
バルサがメッシやネイマールを年次ごとにレアルに売るようなものだ。
クロップ監督の言動も意味不明だ。
この試合についてもこんなことを言っている。