既にアーセナルからドイツ代表FWであるルーカス・ポドルスキーをローンで獲得し、前線の駒不足が解消しつつあるインテル・ミラノだが、補強はまだ続くようだ。
同リーグで首位を走るユヴェントスやプレミアの雄であるリバプールやエバートンと競合していたドイツブンデスリーガ、バイエルン・ミュンヘン所属のスイス代表MF、シェリダン・シャチリの獲得も決まったようだ。
実はインテルが提示していた移籍金は1200万ユーロで、リバプールやエバートンが提示していた1500万ユーロよりも低い上、サイドを主戦場とするポドルスキーの獲得でインテルは彼の獲得から一歩後退していると思われていたのであるが、一番有望とされていたユヴェントスは、トルコ・スーパーリーグのガラタサライに所属しているウェズレイ・スナイデルの獲得へと方向転換し、シャチリ自身もインテルへの移籍を望んでいるようで、バイエルンのルンメニゲCEOもインテルへの移籍を許容すると見られている。
もともと、バイエルンというチームはチームからの移籍に関しては選手の要望を極力大事にする方針であるようで、以前にもチームの主力として活躍していたマンジュキッチも、監督であるグァルディオラと相容れず、彼の願いからアトレティコへの移籍を許容したり、移籍金を安くしたりということを行っており、この移籍に関しても前向きに検討するようだ。
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