53〗Hristo Botev Stadium / プロブディフ

こどもの楽しみを大人が奪うな

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さて、最後の写真は随分と体格差がある少年達が入り交じっての試合。おそらくU12世代だろう。流石にボテフのアカデミ-チ-ムは上手くて強い。今月日本でポケモンカードの悪質な転売行為とフードロスが問題となったMcDonald’s。日本で食べる機会はあまりないが、先月のUEFA欧州女子選手権取材時のベルン。23時に開いているお店がマックしかない。ハンバ-ガ-とポテトとオレンジジュ-スを小サイズで注文しても日本円で千円以上するのだから笑うしかない。日本マクドナルドは転売対策として購入数制限を打ち出したあたりから、炎上プロモ-ション商法にも思えるので問題はそこではない。
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ハッピ-セットはワンコイン価格、物価の高いスイスと比べればその半値でオモチャまでついてくる。そもそも広告宣伝費としてオモチャをつけるのは青田買いのようなもので、幼少期からマックでの思い出を植え付け、大人になっても店舗に足を運んで貰う為の投資が企業の狙いだろう。それなのに、わけのわからん中国人バイヤ-による買い占めの煽りをくって子供達が悲しい思いをするのは納得がいかない。食品廃棄や転売はル-ルではなく個々のモラルの問題だから中国国籍だけを責めるのもピントがずれている。兎に角子ども向けの商品を大人が買っている時点で気にくわない。気の毒なのは今回の騒動で疲弊した店員の方達。そこでマックに提案するのはアンダ-12=十二歳以下の年齢制限の設定。競技をするわけではないから厳格でなくてよい。自分が今、子どもだったら「いいトシした大人がポケモンで楽しむのが自由なら子どもがエロサイト見て楽しむのも自由だろ!」と主張する。実はこの騒動で思い出したのが野球観戦による大炎上。米国や日本国内でも耳にするのがホ-ムランボ-ルを子供から奪う大人。こういったモラルの崩壊には子育ての経験のない大人が増えていることが起因しているのだろうか、世も末である。〖第五十三話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝