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明治安田生命J1リーグ第1S5節、広島VS仙台 〜完全復調の王者が公式戦3連勝

 その後も試合巧者ぶりを発揮してカウンターから得点機を量産したサンフレッチェ。ウタカがハットトリックの決定機を逃すなどしたが、今季リーグ初の連勝を初の完封で飾った。

主力3人離脱を乗り越えて灼熱のタイへ

 公式戦5戦未勝利が続いた広島だったが、この日の勝利で公式戦3連勝。結果が出始めた事で徐々にチーム状況が安定して来ているようにも見える。

 しかし、開幕から3戦未勝利だったJリーグでも相手チームを圧倒して来た。ここまで1試合平均17.2本のシュート数はリーグ最多の数字を記録している。連勝し始めたとはいえ、試合内容自体には特に変わった点はない。強いて言えば決定力が戻って来た点を挙げるべきかもしれないが、それよりも先制点を食らわなくなった事や、ボランチに定着した20歳のMF宮原和也の日進月歩の成長の方が大きい。

 それどころか、ここまで21人の選手が先発起用されており、選手層やバリエーションが確実に拡がっているのは事実としても、この試合を迎える上で野津田・佐々木・浅野と主力3人が離脱した影響は大きかったはずだ。

 広島の次の試合はタイリーグ王者・ブリーラムとのアウェイでのリターンマッチ。1勝2敗で迎えるACLのグループリーグ第4戦は、結果のみが求められる。内容を積み上げて来たチームにこそ言える言葉だ。

 灼熱のタイでももちろん、広島はJリーグ王者らしく勝ちに行く!!