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クラブW杯準々決勝、マゼンベVS広島〜世界へ向けての紫の存在証明

 しかし、サンフレッチェの徹底したビルドアップに対して、マゼンべは高い位置からプレスをかけて来た事で、相手のDFラインの裏にはスペースが拡がっていた。つまり、中盤への縦パスをターンして受けられれば、佐藤寿人が裏へ抜け出すチャンスボールに直結する攻撃を仕掛けていた。また、マゼンベがそこでラインを引くする選択をとれば中盤がガラ空きとなっていた。マゼンべのプレスは前線と最終ラインで連動出来ておらず、攻守共に個人の卓越した能力で違いを作って来たものの、まだまだ身体能力に任せたプレーの多い“典型的なアフリカのチーム”だった。それを時間の経過と共に見極め、攻略していく過程に置いて、この日先発に抜擢されたMF茶島がアクセントになった。小柄で小回りの利く茶島のアジリティ(敏捷性)には異次元のフィジカルを持つアフリカ系選手の身体機能でも対応出来ず。彼が中盤やバイタルエリアでのギャップで“間”を突いてボールを収め、ドリブルで仕掛けるプレーが出始めるとサンフレッチェがリズムを掴み始める。