そういう意味では、昨年の8月23日にホームで開催された第21節、3-3の引き分けに終わったガンバ大阪戦で、城福監督が「予算」を口にしていたのは、“勝利”していたから。試合終了間際の追加タイムまで3-2とリードしていたのは甲府でしたが、ガンバMF今野が負傷した“フリ”をして蹲り、ボールをキープしていた甲府MF石原がボールをタッチラインに出した直後、今野は「痛くないよ」と立ち上がり、ガンバは甲府にボールを返しませんでした。この“隠し玉”から同点ゴールが生まれるという事態があったのです。試合終了後、怒る城福監督や甲府の選手達に対して、「城福さんに謝っておきました。今ちゃんにはあとで言っておきます」とヘラヘラ笑いながらインタビューに答えた長谷川健太監督とガンバ大阪の行為は“犯罪”のようなモノです。
その時、ガンバ大阪を応援していた者としてヴァンフォーレ甲府のサポーターの皆様に謝りたいと思います。申し訳ありませんでした。
以上、【後編】ではヴァンフォーレ甲府の実際のサッカーの戦術面について切り込んで行きたいと思います。しばしお待ちくださいませ。